本作のジャンルは“タワーディフェンス”。マップにオペレーター（キャラ）を配置し，迫り来る敵を迎撃するのが目的となるゲームです。
Yostarが手がける新作タイトルということで，配信前から注目を浴びていた本作の配信スタートは2020年1月16日でした。ゲーム内における試行錯誤がここまで楽しい，おもしろいスマホゲームに出会えたのは久しぶりでした！
青色のエリアに侵入されないようにオペレーターを配置していく。敵は基本的に赤色のエリアから出現するが，それ以外の場所から現れることもある
挑戦するステージによって編成や配置，そしてスキル発動のタイミングを，それぞれ試行錯誤しながら攻略していく過程そのものが純粋に楽しいです。序盤からほどほどの難度となっており，やり応えも十分！
しかしながら同時に「ゲームに慣れていない初心者には易しくないかも？」とも考えました。話題のタイトルだからとプレイを始めたプレイヤーの中には，序盤から難度が高いことに戸惑いを覚えたという人も少なくないかもしれないですね。
だがそこで「アークナイツ」のプレイをやめてしまうのは，あまりにもったいないと思います。そんなわけで本稿では，プレイインプレッションを交えてゲームのコツを紹介していきます。ゲームシステムを理解できたらおもしろくなり，自力で攻略できたらもっとおもしろくなります。
まずゲーム序盤において，知っておきたいポイントを伝授します！
ゲームをインストールした。チュートリアルも終わった。でもどうすればいいかわからないというプレイヤーは，以下で挙げている4つのポイントを押さえてほしいと思います。
目次
スタートダッシュガチャを引いて戦力を整える
チュートリアルを終えたら，各種報酬を受け取りスカウト“人材発掘”（ガチャ）を回して戦力を整えるのが良いでしょう。10連には6000個の合成玉が必要ですが，スタートダッシュガチャでは20回（10連2回）限定で10連を3800個で回せるうえに，最初の10回以内に★6オペレーターを確定で入手できるので，確実な戦力アップにつながります。
戦力のみを求めるのであれば，★6の中でもとくに優秀と言われている「エクシア」「シルバーアッシュ」「エイヤフィヤトラ」がオススメですが，「エイヤフィヤトラ」はスタートダッシュガチャにラインナップされていないので，ご留意を。
ちなみに本作はレアリティの低いオペレーターでも“有能”な子が多く存在する（低レア＝弱いではない）ため，★6のオペレーターは好みで選んでしまっても問題ないです。
レアリティの高いオペレーターをアレもコレもと育てようとすると，ゲームプレイ全体の進行はかえって鈍くなることもあります。
オペレーター指名権は「サイレンス」がおすすめ
事前登録特典である“オペレーター指名権”で仲間にできるオペレーターは，「リスカム」「サイレンス」「プラマニクス」「レッド」の4人となります。
とくにこだわりがないようであれば，味方のHPを回復してくれる「サイレンス」を選ぶのがオススメです。医療（ヒーラー）オペレーターの能力は，パーティ全体の生存能力に直結するため，優秀なヒーラーがいるかいないかでは攻略難度が段違いに変わってきます。加えて「サイレンス」は昇進を1段階進めることでユニークスキルを習得し，これがまた強力なのです。持っていないのであれば，迷わず彼女を選ぶべし！
1-10クリアを目指してストーリーを進める
ストーリーを進めていくことで，ゲーム内の各種コンテンツが開放されていきます。
合成玉を使わずオペレーターを仲間にできる“公開求人”，育成素材を入手できる“物資調達”や“SoC調達”，資源を効率的に入手できる“基地”など，アンロック要素は重要なものばかりなので，まずは1-10まで進めて主要コンテンツの開放を目指しましょう。
メインパーティのオペレーターの昇進を目指す
ゲーム序盤において，ほぼ全プレイヤーが悩むと言えることは「育成のための資源が足りない」です。
この育成リソース不足は，育てるオペレーターをある程度しぼることで緩和するしかありません。最初のうちは各職バランスよく6～8人を集中育成しましょう。
そんなオペレーター育成のうえで，当面の目標が1段階の昇進を果たすことです（昇進1）。昇進を行うことで，レベル上限が上がったり，新たなスキルを習得したり，オペレーターの性能が段違いに強化されます。なお昇進時にレベルは1になるが，ステータスは下がっていないので，安心してください。
まずはメインパーティのオペレーターを昇進1まで育てるのを目標にプレイしていくのがいいでしょう。ストーリーに詰まったら育成，育成が進んだらストーリーにリベンジのプレイサイクルとなります。
作戦に挑むうえで覚えておきたい知識
タワーディフェンス系のスマホゲームはこれが初プレイという人は，以下のポイントを意識するだけで大分コツをつかみやすくなるはずです。
各職業バランスよく編成
本作に登場するオペレーターたちは，先鋒，前衛，重装，狙撃，術師，医療，補助，特殊という8種類の職業いずれかに分類されています。
当然ステージによって適正の職業は異なるので，編成はステージごとに変えるのが理想ではあります。しかし育成リソースが不足しがちなので，当分は固定の編成で対応していくことになるでしょう。
パーティに編成可能な最大人数は12人（サポート枠で＋1）。手持ちのオペレーターとの相談にはなりますが，ゲームに慣れるまで若干クセのある補助と特殊を除いた6職業のオペレーターをバランスよく編成していくのがベターでしょう。
コスト回復能力を持つ先鋒から配置しよう
作戦を開始したら，まずはコスト回復能力を持つ先鋒キャラから配置していくのがセオリーです。
耐久力が高く多くの敵をブロックできる重装や，範囲攻撃が強力な術師を配置したくなる気持ちもあるが，オペレーターの配置にはコストが必要となります。そのため先鋒を配置してコスト回復を早めましょう。
防御の高い敵には“術ダメージ”
防御力が高い敵が出現すると，なかなか通常攻撃ではダメージが与えられません。そんな際にお世話になるのが術師による“術ダメージ”。敵の防御を無視して攻撃できるので，防御力が高い重装系の敵に対して非常に有効となります。
高レアリティの術師がいない場合は，★2の「ドゥリン」や「12F」でも十分に活躍してくれるので，彼らを育てましょう。“術ダメージ”が重要なので，編成に2人くらいは“術ダメージ”を与えられるオペレーターを組み込みたいところです。
オペレーターの向きと配置順には注意
配置する際のオペレーターの向きにも注意が必要です。
例えば，下記画像（左）では，広い範囲をカバーできていますが，画像（右）では近距離キャラの目の前に敵が来るので攻撃を行えません。せっかくの広い攻撃範囲を生かせていないだけでなく，敵の接近を許す分，近距離オペレーターの被弾も増えてしまいます。
敵は基本的に配置順の新しいオペレーターを狙いやすいため，遠距離攻撃を行ってくる敵が出現するステージでは，十分に気を配る必要があります。
無課金でも，キャラ愛重視の編成でも「アークナイツ」は楽しめる！
冒頭でもお伝えしましたが，本作の難度はなかなかに高く，プレイの歯応えは抜群です。加えて「ガチャで高レアのオペレーターを引かないとクリアできない」「無課金でプレイするのは厳しい」という印象のゲームではまったくありません。
前提として“高レア＝純粋に低レアの上位互換”ではない。逆に，低レアのオペレーターのほうが使い勝手のいいケースすらあります。
というのも，オペレーターにはそれぞれ配置するためのコストが設定されており，同職業で比べた場合，高レアになるにつれてコストが高くなる傾向にあります。コストが増えた分，ステータスが高かったりスキルが強力だったりするのですが，そもそもコストが足りなければ配置すらできません。
さらに，潜在能力強化を行うことで，コストを最大－2にできるため，コストを下げていない★6より，入手しやすい（コストを下げやすい）★3，★4のほうが，扱いやすさから軍配が上がることもあります。
ゲーム内アイテム（龍門幣と求人票）を消費して利用できるスカウト“公開求人”により，課金せずともオペレーターを入手できるので（条件によっては★6の入手も可），無課金プレイヤー＝高レアを獲得できないプレイヤーではないという点も，我々の財布に優しいところかもしれません。ゲームの難度は易しくありませんが。
微課金プレイヤーであれば，合成玉200個と初級理性回復剤1個を毎日入手できるようになる月パス（610円）を購入するだけで，コスパよく遊び込めます。
「アークナイツ」は無課金プレイでもキャラ愛にこだわっても楽しくプレイできるので，タワーディフェンス系に慣れていなかったり，ゲームの難度が高かったりといった理由でプレイを止めてしまった人は，本稿で伝えたコツを参考にして，ぜひもう一度遊んでみてほしいです。オペレーターの見た目だけでなく，綿密に練られたストーリーや世界観もすばらしい仕上がりとなっているので，これを味わわないのはもったいないと思います！
